リンクワーカーとして活動していこうと考えている人や、これから社会的処方の仕組みを地元で育てていきたい、と考えている人に役に立ちそうな本を選定しました!
選定者のコメントがあるものも掲載しています。
画像クリックでAmazonの購入ページまでいくことができます。欲しい本があれば是非購入してみてくださいね。
① ねことじいちゃん (ねこまき): KADOKAWA/メディアファクトリー
コミュニティの原点がこの島にある。 最低1~3巻読んでほしい(Yukari Nakashima 図書館司書)
②マイパブリックとグランドレベル (田中元子): 晶文社
意外と気づいていない、まちと自分との距離感。本書は「マイパブリック=私設の公共」という言葉で、その距離を測りなおすことを教えてくれる。そして、その自分とまちとが交差する1階(グランドレベル)を、どう豊かにしていくか。その視点からぜひ多くを学んでほしい。(西智弘 医師)
③社会疫学(上・下) (高尾総司ら) :大修館書店
ハーバード大学の教科書としても使われたこちらの本。人の健康がいかに社会的な要因によって影響されるかを、多角的な視点と豊富なエビデンスで解き明かしています。(西智弘 医師)
④コンパッション都市 (アラン・ケレハー): 慶應義塾大学出版会
「死は不可避であり、喪失は普遍的である」という原則において、現行の医療のシステムでは地域における苦痛の多くを見落としてしまっている。生老病死の問題を地域住民の手に取り戻すために、私たちが学ぶべきこととは。(西智弘 医師)
⑤「暮らしの保健室」ガイドブック (秋山正子): 日本看護協会出版会
⑥社会的処方 (西智弘ら) :学芸出版社
⑦意識をデザインする仕事 (須藤シンジ) CCCメディアハウス
⑧現実はいつも対話から生まれる (ケネス・J・ガーゲンら): "ディスカヴァー・トゥエンティワン"
⑨孤独と居場所の社会学 (阿比留久美) :大和書房
「ハイパー・メリトクラシー」の概念を引きつつ、現代の若者がいかにアイデンティティや居場所の構成が難しくなっているかを説く。最後にはきちんと処方箋が示されているところが良き。(西智弘 医師)
⑩わかりあえないことから (平田オリザ): 講談社現代新書
⑪"「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるあなたへ" (磯野真穂ら) :河出書房新社
⑫ソーシャル・キャピタル入門 (稲葉陽二): 中公新書
⑬まともがゆれる (木ノ戸昌幸): 朝日出版社
自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。「ダメさ」「弱さ」で世の中が回る様から、そこに実は社会的処方のヒントがある(勝山陽太 一般社団法人プラスケア)
⑭食べることと出すこと (頭木弘樹): 医学書院
重い病気の人の抱える孤独を癒やすのは、時に優しさではなく、同じ孤独を持つ者とともに崖っぷちに立った時かもしれない。感覚の共有がもたらすものを教えてくれました。(岸田奈美 作家)
⑮「孤独」は消せる。 (吉藤健太郎): サンマーク出版
⑯サードプレイス―コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」 (オルデンバーグ,レイ(著)忠平美 幸(訳) ) :みすず書房
キレイに整えたところには人は寄り付かない。究極は「お酒を出すところ」!?
⑰しあわせは食べて寝て待て (水凪トリ) :秋田書店
世話好き(おせっかい)のお陰で生きることが少し楽になったり救われたりするんだなって思ったコミック。 1~2巻は読んでほしい。(まさこ 図書館司書)
⑱ころべばいいのに (ヨシタケシンスケ): ブロンズ新社
誰もが心の中に抱えている負の感情。ないふりせずに、できる範囲で向き合おう。次の一歩はそこから始めよう。(こーひー 図書館司書)
⑲八月のひかり (中島信子): 汐文社
推薦:(浅生鴨 作家)
⑳わたしが誰かわからない (中村佑子): 医学書院
ヤングケアラーと呼ばれる人の心を、こんなにも的確にとらえてくれる本があることに救われた。孤立を孤立だと思わない人のことが、わかるかもしれません。(岸田奈美 作家)