+Care Books:『マクロビオティック食材物語』

 皆さんこんにちは。管理人のニシトモヒロです。

 ココロとカラダにいい本をご紹介する「+Care Books」のコーナー。今日は皆さんに『マクロビオティック食材物語』をご紹介します。

 

 「医食同源」という言葉があるくらい、食は健康や美容に大きく関わっています。

 でも、何をどのように食べれば、健康的に美しくなれるのでしょう?

色々な考え方がありますが、中でも「マクロビオティック(マクロビ)」は多くの美容と食に関する本などで参考にされています。

 マクロビ、と聞くと、欧米で生まれたもののように思うかもしれませんが、実際には日本の発祥の考え方。

 玄米ご飯を中心に、味噌汁と旬の野菜のおかずを加える、「伝統的な日本食」のイメージなのです。

 肉食中心で崩れてしまった体調を整え、美容効果やダイエット効果ばかりでなく、気持ちが明るくなるといった効果も期待できるとされています。

 

 マクロビの基本的な考え方は3つで、

 

・バランスをとる(陰陽調和)

・丸ごと食べる(一物全体)

・地元産を食べる(身土不二)

 

 内容については、ここでは詳しく述べませんが、陰陽調和「体質の偏りをないように整える」ということ。

 例えば今の季節、暑いからと清涼飲料水ばかり飲んでいると胃は冷えて食欲は落ち、砂糖の取りすぎになってさらにカラダを冷やし、体調を崩す元になります。

 また、食だけでなく、精神的にも偏りがないようにバランスをとることはココロの安定にもつながります。

 

 一物全体は、食べ物は丸ごと食べるのが良い、という意味で、野菜なら皮や葉も料理して食べてしまおう、魚も丸ごと食べられる小魚がいいなど。

 白米よりも玄米が勧められているのもこのルールのためです。これは、皮や骨に近いところにこそ旨みや栄養が豊富にあることが多いので、それを捨ててしまわないように、ということでもあります。

 

 身土不二は、地産地消と言った方がわかりやすいかもしれませんね。

 人間も自然の一部である、という考え方から、自分が生きている土地の空気・水で育った、健康的な作物を、旬に食べることが一番自然でカラダに良いだろう、ということです。

 少なくとも、旬の採れたてを食べる方がいいのは、その方が栄養も豊富で味も美味しいことからオススメです。今はどの季節でも様々な野菜がお店に並んでいるので、旬がわかりにくくなっていますけどねー。

 

 そして、こういった食を選ぶ時に、意外と忘れがちなのが「調味料」

 味噌や醤油なんて安ければいい、と考えがちですが、調味料によって料理の味は大きく変わります。

 

『マクロビオティック食材物語』では、マクロビでも欠かせない、信頼できる調味料や食材が、どういった職人さんたちが、どういう想いで作っているかが紹介されています。マクロビ自体には興味が無くても、日本においてこういったものがどれだけ丹念に、気持ちを込めて作られているか知ることができる本です。

 こういった調味料や食材を選ぶと、職人さんが丁寧に、想いを込めて作った食に、感謝しながらいただく、という気持ちになります。一食一食がとても豊かになるので、オススメです。

 

 またこの本では、マクロビの基本的な考え方が学べる特集も載っているので、これからマクロビを始めてみようかな、という方にもオススメの本です。

 

 ただ、マクロビにせよ、それ以外の食養生方にせよ、「盲信し過ぎない」ことに注意してください。

 本によっては、こういった食事で全ての病気が治るとか、少しでも○○を食べたらカラダに毒だとか、極端な書き方をしているものが少なくありません。

 食の基本は「楽しむ」ことだと思います。それなのに、ルールで色々と制限をつけて、あれは食べちゃダメ、これも食べちゃダメ、では楽しくないですし家族ともケンカになるでしょう。

 今回ご紹介したマクロビについても、現代栄養学的には批判されている部分もあります。食養生方によって相反することを書いているものもあります。

 あくまでも食養生は、そういう考え方もある、ということで参考にして楽しむ、くらいが妥当、と思っています。

 

 ひとつの考え方を盲信すること。

 それこそが「偏っている」んじゃないか、と見つめながら、健康な食生活を楽しんでください。