社会的処方って何だろう?
たとえばこころやからだの調子が悪くて病院に行くとしましょう。
診察を終えた患者さんは「この薬飲んでね」と、かかりつけのお医者さんから処方箋を受け取りますね。
このとき薬だけではなく、体操や音楽、ボランティアなど、参加すべきサークル活動を医者が紹介したらどうでしょう?
薬と同じように「社会とのつながり」を処方するから社会的処方。
イギリスでは釣りや編み物の集まりに参加した高齢者がうつ病から脱したなどの例もあるそうです。
私たちは、日本でもこの社会的処方が広がるといいと考えて、まちのなかで情報を集めています。
例えば、毎朝ラジオ体操をやっている公園
例えば、夜な夜な近所の人が集まる居酒屋
例えば、まちの美化に取り組んでいる市民サークル
ぜひ、あなたが知っている「まちの中のつながり」を教えてください。
「社会的処方」についての本ができました!
本場イギリスに飛んで学び、日本でのフィールドワークで学び、そして日本に広めていくための社会的処方研究所を立ち上げたストーリーなどが描かれています!
日本の未来を救うかもしれない社会的処方。いま日本人全員に読んでほしい本です!
そして、この本を読んだらきっとあなたもまちに飛び出して、「あなたのまちのオモロ」を探したくなるはず!そのときに役立つ「野帳~Field Note」。私たち社会的処方研究所のメンバーが、実際にこのノートを手に歩き回って集めた情報をもとに、書籍『社会的処方』は作られました。
あなたもぜひ、持ち歩きには野帳を、参考書として書籍『社会的処方』を。
・購入方法
下記オンラインショップからお買い求めください。
社会的処方研究所&暮らしの保健室SHOP
※社会的処方研究所オリジナルスタンプおよびシリアルナンバーを押印してお送りします(消費税分+送料は当社負担)。
※野帳~Field Noteと一緒にお買い上げの場合は5%を引かせていただきます。
※こちらのオンラインショップで書籍を購入いただくと、インターネット上で社会的処方の情報をやりとりできる「社会的処方研究所オンラインコミュニティ」に1か月無料でご招待いたします! (招待方法につきましては、書籍送付時にご案内します)
https://camp-fire.jp/projects/view/77042
社会的処方研究所の3つの機能
・Research
・Factory
・Store
について簡単にご紹介します。
Researchは、まちなかに出て情報を集める(フィールドワーク)。インターネットなどで調べてみる。有識者の先生の話を聞いて勉強する。つまり、ここは例えるなら町中に眠っている「お宝」を探しに行く活動です。
Factoryでは、Researchなどで集めた情報を元に、みんなで集まってワークショップを行います。例えば「認知症」や「ダブルケア」などの事例について、具体的な解決方法を話し合っていきます。つまり、ここでは「工場」のように参加者それぞれが持ちよった材料から、処方せんを自分たちで作っていくのです。
Storeは「暮らしの保健室」や「こうみんかん(横浜)」。Factoryで作った処方せんをためておいて、困りごとがある方へそれをお渡ししていきます。つまり、ここは実際に医療機関などからの紹介や口コミで訪ねてきた方へ「社会的処方」をお渡しする場です。
(処方箋の提供)
・医師などの医療者からの問い合わせ・患者さんの紹介は無料です。
・暮らしの保健室にお越しいただき、情報(処方箋)の提供を行います。処方箋提供は無料になります(飲料の提供や、個室を利用しての相談を行う場合は有料となります)。
このField Noteには、まちで社会的処方を集めるフィールドワークをおこなうためのノウハウが詰まっています。
「このまちの"オモロ"を教えてください!」
「あなたのされている活動、面白いですね!」
という声かけから、あなた自身の輪も広がっていくかも。
ぜひ、このField Noteを手に、まちへ飛び出しましょう!
(Field Noteのつかいかた)
まちの中で、面白い活動をしている人、団体、お店をみつけたら、このNoteを片手に声をかけてみよう。
毎朝、地域の人が集まって体操をしている公園。
町なかを掃除して回っている若者グループ。
夜な夜な、情報交換がされている昔ながらの居酒屋…。
そういったところの情報が、もしかしたら誰かにとっての「社会的処方になりえるかもしれません。
①紙芝居で「社会的処方」を説明しよう!
Field Noteの冒頭は、紙芝居のようにパラパラめくりながら社会的処方について説明できます。まちで「社会的処方ってなに?」と聞かれたときに試してみよう。
②フィールドワークの6つの手順を読んで学ぼう
Field Noteの最後には、「フィールドワークの6つの手順」が書かれています。これを読めば、簡単に現地調査ができる!
③まちの資源を簡単に集められる
Field Noteには35件分の情報を書き込むページが用意されています。そこに書いてある「ヒアリングの6つのポイント」にそって質問すれば、自然ともれなく情報を集められる仕組みになっています!
集めた社会的処方は、皆さんが自分で楽しんで使ってもらってもいいですし、身近に困っている人がいたら、その人と地域資源をつなげてあげるのも意味があるかもしれません。
もちろん、社会的処方研究所に持ち込んでもらっても嬉しいです!
社会的処方研究所には、インターネット上でやり取りができる「オンラインコミュニティ」もあり、そちらで全国での情報交換もしています!ぜひご参加ください!
https://camp-fire.jp/projects/view/77042
↑こちらからお申し込みください
「野帳~Field Note」のお買い求めは社会的処方研究所オンラインショップ(BASE)から(各種クレジット・コンビニ払いなど対応)
またはinfo@kosugipluscare.comまで購入希望についてお問い合わせください。
一般社団法人プラスケア1周年と社会処方研究所キックオフ
※キックオフは2018年4月24日に終了しました。