社会的処方研究所

2018年4月 開設予定

あなたの活動 ひとつひとつが

このまちの お薬になる

「暮らしの保健室」に持ち込まれる悩みの中には、医師からの処方箋や医療制度では解決が難しい問題が多々含まれています。

例えば

「家族が認知症で自宅から出られず、鬱々としている」

「がんという病気を抱えて、どうやって生活をしていけばいいのか困っている」などなど。

 

イギリスにはこういった「既存の医療の枠組みでは解決が難しい問題」のための仕組みがあるといいます。それが「社会的処方」。社会的処方とは、医師が薬を処方することで患者さんの問題を解決するのではなく、「地域とのつながり」を処方することで問題を解決するというもの。例えば、認知症が進み家に引きこもっている方は、もともと自動車整備の仕事をしていた方なので、そういった作業のボランティアを求めていたグループとつなげてみる、いうこと。

 

イギリスではこの社会的処方を一元管理している「Single Point of Contact(SPOC)」という組織があり、対象となりそうな患者がいた場合、医師がSPOCを紹介し、SPOCが「社会的処方」を紹介するという流れがあります。この仕組みを日本でも導入していくため、一般社団法人プラスケアでは「社会的処方研究所」を立ち上げることを企画しました。

「社会的処方研究所」は、日本におけるSPOCとなり、その提供の場として「暮らしの保健室」とつなげていく役割を果たすことを目指すものです。

 

社会的処方研究所のしくみ

【社会的処方研究所の3つの機能】

社会的処方研究所の3つの機能

・Research

・Factory

・Store

について簡単にご紹介します。

 

・Research:私たちスタッフが中心となって行う、フィールドワークや文献検索といった研究活動となります。また、外部講師を招聘しての勉強会を定期的に行います。

 

・Factory:

①月に1回、様々な「お題」に対して地域の市民や医療者などで集まり、その「お題」に対する処方箋をワークショップ形式で作成します。この地域の方が持っている情報の全てが、地域にとっての「お薬」になります。優秀な処方を開発した方には、奨励賞として景品が送られます。

②ワークショップ会場にお越しになれない方はインターネットから情報を直接投稿することも可能。情報が採用された場合に1ポイント獲得でき、ポイントをためると景品と交換できます。

 

・Store(暮らしの保健室):

ResearchおよびFactoryで集められた材料および処方箋は、暮らしの保健室のデータベースに保管します。一方で、地域の医師から利用の問い合わせや患者さんの紹介、または地域住民の方から直接の要望があった際にそれらの提供を行います。

 

(処方箋の提供)

・医師などの医療者からの問い合わせ・患者さんの紹介は無料です。

・暮らしの保健室にお越しいただき、情報(処方箋)の提供を行います。処方箋提供は無料になります(飲料の提供や、個室を利用しての相談を行う場合は有料となります)。

 

※このモデルは現時点では構想段階であり、2018年4月の開設までに詳細を詰めていきます。なので、途中でモデルが変更となる場合がございます。