「診断時からの緩和ケア」全国版リストを初めて公開

報道関係者各位

2022年2月11日

一般社団法人プラスケア

 

 

 2022年1月、一般社団法人プラスケア(神奈川県川崎市 代表理事:西智弘)は、国が推進する「診断時からの緩和ケア」をより利用しやすくすることを目的に、緩和ケア病棟を有する全国457施設に対し、「診断時からの緩和ケア」を実施する外来を設置しているかどうかを調査しました。結果、219施設(48%)から回答があり、そのうち167施設(37%)で「診断時からの緩和ケア」の実践が行われていることが明らかとなりました。この情報がWebサイトで公開されることは日本で初めてです。

【WebサイトURL】https://pluscarekanwa.jimdofree.com/

 

【調査の背景と概要】

 2016年にがん対策基本法が制定され、その第17条に基づく「がんと診断された時からの緩和ケア」が推奨されてこのかた、多くの関係者の尽力によってその整備が進められてきました。しかし、近年においてなお、「診断時からの緩和ケア」を受けることができず、十分な症状緩和などが得られていない事例が散見されていました。昔であれば、その原因は「患者やがん治療医が緩和ケアを知らないこと」と考えられてきましたが、様々な啓発活動によってその状況は改善されてきています。

 

 一方で近年では「緩和ケアが何かは知っているが、患者がつながりたいと希望してもつながれない」ことが問題となりつつあります。早期から質の高い緩和ケアにつながれない原因はひとつではなく、様々な課題が複合的に関与していますが、その要因の一つとして「(特に他院での)抗がん治療中において、専門的緩和ケアに継続して通院できる外来窓口がどこにあるかの情報が無い」ことも指摘されてきました。よって、そのような機能をもつ外来窓口が各地域においてどの施設に設置されているかが把握されることは、患者・家族などにとって非常に有益な情報になりえると考え、本調査を実施しました。

 

 2022年1月、緩和ケア病棟を有する全国457施設に対し、「診断時からの緩和ケア」を実施する外来を設置しているかどうかを調査しました。

 結果、219施設(48%)から回答があり、そのうち167施設(37%)で「診断時からの緩和ケア」の実践が行われていることが明らかとなりました。また我々が、457施設のWebサイトに公開されている内容から「診断時からの緩和ケア」が実施されているとされた施設の情報を加えると、合わせて209施設(46%)となりました。また、このうち「他院に抗がん治療で通院中でも、緩和ケアは地元で受けられる」体制を提供している施設は138(30%)にのぼりました。

 これだけ多くの施設で実践が行われているにも関わらず、「患者がつながりたいと希望しても緩和ケアにつながれない」との声があったということは、この情報が多くの方に届いていないことを意味しており、本サイトの公開は多くの患者・家族にとって朗報になると考えています。

 また、本サイトではこれまで各病院に一軒一軒問い合わせないと分からなかった、「申込方法」、「紹介状の必要性」、「予約待ち時間」、「平均的な通院頻度」、「通院可能範囲」、「予約外・救急受診の可否」、「オピオイドなどの処方方法」などの情報も掲載されています。

 

 つきましては、報道関係者各位におかれましては、ぜひ本サイト公開の情報を多くの方にお伝えいただくことをお願いいたしたく存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

【法人概要】

会社名:一般社団法人プラスケア

所在地:〒211-0025川崎市中原区木月1-32-3内田マンション2階

代表者:西智弘(川崎市立井田病院 腫瘍内科・緩和ケア内科 医師)

設立:2017年4月17日

URL:https://www.kosugipluscare.com/

事業内容:がんなどの重大な疾病に罹患した患者とその家族を中心とする多くの一般市民に対して、それら疾病などによる精神的・社会的・実存的苦痛への支援、知識の普及啓発及び広報並びに地域医療・福祉に関する調査研究を行うことによって、地域社会の保健・医療又は福祉の増進と、公衆衛生の向上、地域包括ケアの推進に寄与することを目的とし、「暮らしの保健室」や「社会的処方研究所」などの事業を運営する非営利法人です。

 

【お問い合わせ先】

TEL:044-863-8444 FAX:044-863-8443

e-mail:info@kosugipluscare.com